録り溜めたラジオを消化してる。
FMシアター「ロゼットの朝」が面白かった。
社史編纂室に左遷させられた元エリート、正規雇用を望む中年契約社員、現地アルバイトの女性。翌年に控えた創業100年記念式典を目指して仕事を進める3人の日常。
設定に対するありがちな仕掛けも、3人のちょっとした背景や嗜好が丁寧に描かれているから、「そうだよなあ」の納得の展開。
それにしてもアルバイト女性の強かさよ。
楽しく働きたい、けどそれなりの節度と距離を保つ残酷さ、そして元エリートの言葉で言うところの「かなりキツかった」状況をぶち壊すきっかけを作り「わざとじゃない」とのたまう、そして平然と佇み、日常を戻す。
アルバイトの身でやることか。
アルバイトにさせることか。
「(雨が)止みましたね」と日常のセリフが「病みましたね」とかかってるでしょうよ。
誰が病んでるのよもう。
追記
賽の河原を連想していたけど、石を積んでいたのはエリートも女性もなんだな。