パリピのアッパーな感じだろうと勘違いしてたからなかなか観る気になれなかったけど、OPはともかく、ジャジーで物語もオーソドックスで喧嘩シーンなど痛みが伝わってくるほど丁寧に描かれていて良かった。
ジャズにロックとダンスとエレクトロニカなどを乗っけた曲が主人公2人に負荷をかけるのは物語上仕方がないのだろうけど、曲が勿体ないなーとは思った。
好みの違いなだけで酷い曲扱いしてるわけでは決してないのに、でもこんな曲酷いよねって言ってるような印象が残って悲しくなっちゃった。
エラ・フィッツジェラルドやディープ・フォレストやキッド・クレオールが好きだから、その曲も凄いとまではいかないけど好きだったから。
サントラには入ってるみたいなんでまあいいのか。
照明の使い方が特にスポットライトが、「スポットライト芸」みたいでファニーだ。繰り返しの天丼感。
OPハイウェイで昼間あれだけ盛り上がったのに後半ほとんど一人照らされてるのは、成功と孤独は密接なとこにあるって隠喩か?
「ムーンライト」と並べてどっちが、となるとムーンライトのほうが好きだなあ(アカデミー賞2017年問題)。
奇しくも同じくアカデミー賞2006年で物議を醸しロサンゼルスと同性愛でも似た構図の「クラッシュ」と「ブロークバック・マウンテン」はブローク〜のほう未見なんだけど、クラッシュがわりとオールタイムベスト上位なほど好き。